航空業界の脱炭素化に向け、SAF(持続可能な航空燃料)の製造技術が急速に注目されています。
当社はFT合成・ATJ両ルートの実績をもとに、文献調査からプロセスシミュレーション・
技術経済性評価(TEA)まで一貫した技術支援を提供します。
SAFが注目される背景
航空業界の脱炭素規制
ICAOのCORSIA(国際航空のカーボンオフセット・削減スキーム)により、2027年以降は国際線へのSAF混合が事実上義務化される方向。EU・日本でも国内法整備が進行中。
バイオマス原料の多様化
廃食油(UCO)・農業残渣・木質バイオマス・都市ごみ(MSW)など多様な原料が研究対象。原料調達の安定性とLCA評価がプロセス選定の鍵となる。
シムアーツの業務フロー
FT合成ルート(Gasification + Fischer-Tropsch)
FT合成ルートは、木質系バイオマス・農業残渣・都市ごみ(MSW)など高リグニン原料を広く受け入れられる点が強みです。 Aspen Plus®を用いてバイオマスの高温ガス化反応をモデル化し、生成した合成ガスのH₂/CO比調整プロセスを含めたフローシートを構築します。 FT反応器についてはSchulz-Flory分布に基づき炭素数分布をモデル化し、ジェット燃料留分への収率を予測します。
Aspen Plus® シミュレーション画面(FT合成ルート)
ATJルート
ATJルートは、糖質・でんぷん・セルロース系バイオマスを原料に、発酵によるエタノール生成から始まり、 脱水・オリゴマー化・水素化という一連のユニット操作でジェット燃料を製造するプロセスです。 当社では各ユニットを統合したフローシートモデルを構築し、エタノール転換率や各ユニットの条件のパラメータ解析を実施します。
Aspen Plus® シミュレーション画面(ATJルート)
ASTM D7566規格への適合評価
当社のシミュレーションでは、ASTM D7566(SAF規格)に定められた品質項目の一部をAspen Plus®による物性計算・蒸留曲線解析から評価することができます。 以下はASTM D7566 規格項目の一部を抜粋した対応表です。
コスト積算と経済性評価
シミュレーションで得られた物質収支・熱収支をもとに、建設費(CAPEX)・原料コスト・用役コスト・製品製造原価を算出します。 TEA(技術経済性評価)とLCAを組み合わせ、技術的成立性だけでなく事業実装可能性まで定量的に評価します。

SAFプロセス検討のご相談
文献調査からプロセスシミュレーション・経済性評価(TEA)まで、シムアーツがトータルでサポートします。

